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地域・社会貢献

基本的な考え方

私たちタダノグループは、「創造・奉仕・協力」の経営理念のもと、企業価値の最大化と持続可能な事業活動を行うことで、地球環境の保全と持続可能な社会の実現に貢献し、世界にそして未来に誇れる企業を目指します。社会貢献については、よき企業市民として社会に参画し、その発展に貢献する事業活動に努めます。


文化財修復・学術支援

タダノらしい社会貢献の一つとして「文化財修復支援・学術支援」が挙げられます。
文化財修復としては、日本のテレビ番組の取材でイースター島の知事の「クレーンがあれば、倒れたモアイ像を起こせるのに」 という呼びかけに応える形で1991年から「モアイ修復プロジェクト」に取り組み、イースター島へラフテレーンクレーンを寄贈。チリ政府や考古学者などの協力のもと、1995年、世界遺産である「アフ・トンガリキ」にある伝説のモアイ像15体が祭壇の上に再び立ちました。その後もイースター島とタダノとの友好関係は継続しており、「クレーンが壊れた」との知らせを受け2005年には2台目となるラフテレーンクレーンを寄贈しました。それから14年が経過した2019年、タダノは創業100周年を迎えるにあたり、チリ・イースター島との関係を今後も大切にし、さらなる島の発展に役立てていただくため、イースター島へ3台目のラフテレーンクレーンを寄贈しました。寄贈したクレーンは、島の人々の生活を支える大切な機械として、生活物資の運搬やインフラ開発などに使用されています。
また2007年には奈良県の「高松塚古墳石室解体」で専用治具の開発など技術支援を行い、2018年2月に「ものづくり日本大賞」の経済産業大臣特別賞を受賞しました。
2008年には、カンボジア内戦の影響もあって長年放置され、石積みが崩落するなど危機的な状況だったアンコール・トム遺跡群のうちのひとつである西トップ寺院の修復作業に役立ててもらうため、ラフテレーンクレーン、高所作業車、車両搭載型クレーンをそれぞれ1台ずつ計3台寄贈しました。
学術支援としては、太陽系および太陽の観測で世界的に有名な京都大学・花山天文台の存続・発展を支援すべく「一般財団法人 花山宇宙文化財団」を設立し、2019年から10年間にわたり毎年10百万円を寄付しています。

モアイ修復プロジェクト

モアイ修復プロジェクト

高松塚古墳石室解体の技術支援

高松塚古墳石室解体

 花山天文台存続への支援

花山天文台

地域社会への貢献

スマートごみ箱「SmaGO」の寄贈・設置

2024年3月、屋島山上観光協会ならびに高松市の協力をいただき、香川県高松市のシンボルである屋島の遊歩道と駐車場の計2カ所にフォーステック社のスマートごみ箱「SmaGO」計4台を寄贈・設置しました。
SmaGO(スマゴ)はアメリカ発の次世代型ごみ箱で、太陽光発電機能と圧縮(プレス)機能を搭載しています。ごみが溜まるとセンサーが察知し、自動的に圧縮することで通常の6倍の量を収容することが可能です。またネットワークを通じてスマホやパソコンにごみ箱の状態を通知し、タイムリーに回収することができます。
四国におけるSmaGO設置は本事例がはじめてとなり、管理についても当社にて行い、週に1度ごみを回収し、再資源化しています。今回の屋島への寄贈・設置を皮切りに、今後も香川県内の観光地や繁華街などにごみ箱を展開することで、きれいで住みやすい街づくり(=スマートシティ)の実現に貢献できればと考えています。

ハートフルポケット

さまざまな社会活動を行う団体・個人に対し寄付を行う社員参加型の草の根支援組織として2007年に発足しました。
寄付先はタダノグループ社員から広く募集し、2024年12月までに延べ80の団体に寄付しました。
2024年12月には、カンボジアの学校建設や貧困家庭で暮らす子どもたちの支援、フェアトレード事業を通じた女性支援などを行っている公益社団法人セカンドハンドへ寄付協力しました。この寄付金は、カンボジアのトムポー小学校の新校舎建設費用の一部として使われます。

地元への貢献

2024年8月、かがわ源内ネットワークならびに香川大学の協力により、「夏休み親子工場見学会」を志度工場にて開催しました。コロナ禍もあって久しぶりの対面開催となりましたが、予想をはるかに超える応募をいただき、当日は37組の親子に参加いただきました。工作キットを使ったクレーンづくりや、工場見学、実機への試乗などを通して多数の参加者より好評をいただきました。
2024年11月、香川大学幸町キャンパスで開催された「第32回かがわけん科学体験フェスティバル」に出展しました。子どもの科学に対する関心を高めることを目的に開催されているイベントで、タダノは20年前から出展しています。
また、地元・香川県をホームタウンとするプロサッカーチーム「カマタマーレ讃岐」のトップスポンサー契約を継続しています。加えて、瀬戸内海の島々を舞台に開催される「瀬戸内国際芸術祭」や高松から世界レベルの音楽を発信する「高松国際ピアノコンクール」への寄付など、地域活性化に取り組む団体やイベントを応援しています。
香川県内の工場の多くは海に面しています。そこで「瀬戸内海の豊かさを守ろう」と、ビーチクリーン活動をスタートしました。まずは海岸の清掃を通じてごみの量や種類、どういったルートをたどって海ごみとなっているのか?など関心を高め、学ぶことから始めようという試みです。
初回は2021年10月に開催し、社員有志など44名が高松市屋島西町の海岸でごみを拾い、ICC(国際海岸クリーンアップ)データシートへの記入・報告を通じて海洋保全への理解・学びを深めました。

夏休み親子工場見学会

かがわけん科学体験フェスティバル

川島猛とドリームフレンズ「瀬戸で舞う」
Photo: Keizo Kioku

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